前回(建築について(1))は、日本におけるル・コルビュジエの唯一の作品である国立西洋美術館について筆をとりました。今回は、コルビュジエに直に学んだ弟子のひとり、吉阪隆正の設計活動についてお話します。
吉阪隆正は戦争体験を持ち、戦後、大学人として建築家として多くの業績を残しました。吉阪が主催した吉阪研究室、U研究室の膨大な建築図面は、近現代建築資料館に収められております。本年の暮れから来年にかけて、「建築家−吉阪隆正」展の開催が予定されています。
今回の建築について(2)は、師匠・吉阪隆正と対話しているという感じなのですが、日本のかたちの具体的担い手である建築家の役割、責任についても、改めて考えてみたいものです。そして、今、話題となっている2020年、東京オリンピック・パラリンピックの主会場となる新国立競技場についても、建築家吉阪隆正の意見とアイデアを聞いてみたいところです。
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