人間は、地域の生態系に見合った生き方、生活のかたちを維持していた時代から、巨大なエネルギーによって、地球に大規模開発をほどこし、交通を発達させて巨大都市を発明してきました。この間、地球人口は爆発的に増加をつづけてきました。ここで人類は「生存の理法」を越えて大きな問題を抱えてしまったともいえましょう。
海に囲まれた日本列島は、丸ごと水と緑に恵まれた可住地といえます。19・20世紀、日本人はここに機械文明を発展させてきました。この事態をどのように評価するかは、人口減少社会にからんで21世紀の日本のかたちを考える上での基本命題です。
今年、地球居住をテーマに洞爺湖サミットを主催することになっています。ここでの議論はとりもなおさず、主催国として地球居住の中の「日本のかたち」が示すことになり、これを見守りたいと思います。
タイトル:生存の理法と地球居住の中で
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