これまで、3回にわたり、「21世紀の日本のかたち--ネットワーク社会--」について論じてきました。
第4回は、“金融不安と自由貿易圏”に視点をおき、21世紀の日本のあり方を考えてみました。
アメリカのサブプライムローンの破綻、これに続くリーマンブラザーズの破綻に端を発した世界金融不安が、グローバルネットに乗って、一気に地球の国々に増幅されて危機的状況を拡大しています。
我が国においては、円の上昇により、輸出に大きく依存している産業の落ち込み、事業縮小、人員削減、銀行の貸し渋りによる中小企業の倒産と、世界金融市場の混乱は、日本の実体経済に大きな打撃を与え続けています。アメリカなどのファンドの引き上げによって、中止になった日本の都市開発事業も少なくありません。
これまでGNP世界第二位を誇ってきた日本は、今度のアメリカ発の金融不安を期に、EUのネットワークと並ぶ東アジア共同体のネットワークづくりに、日本が自国の再生に重ねて一役買うべき時といえるのではないでしょうか。
タイトル:21世紀の日本のかたち--ネットワーク社会<その4>--
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